涙は、涙腺と呼ばれる涙の工場でつくられて目の表面を流れ、最後に目頭から鼻涙管と呼ばれる下水管を通って鼻へと流れ出ていきます。
この鼻涙管がつまると涙のいき場所がなくなり、ぽろぽろとまぶたから流れてきます。これが流涙症です。
治療は、このつまった鼻涙管を再開通させてシリコンチューブをしばらくいれておく方法と、鼻の骨を削って新しい下水管をつくる方法があります。
最近は、多くの症例でシリコンチューブを入れる方法を行っています。簡便で手軽に行うことができます。
手術時間は、10〜20分程度です。
手術後の生活制限は特にありませんが、チューブが入っていますので、まちがえて引っ張らないように御注意下さい。
違和感はほとんどありません。手術後1〜3ヶ月後にチューブを抜き取ります。
この方法で治らない場合は、別の手術方法を行うこともあります。