◆メガネを作るための知識
2)レンズ
5.老眼鏡
●遠近両用(バイフォーカルレンズ、二重焦点レンズ)
レンズに境目のあるタイプです。遠く、近くをそれぞれ見る部分がはっきり分かれていて比較的使いやすいタイプです。
ただし、度数の設定によっては中間が見えない場合もあります。
●遠近両用(累進多焦点レンズ)
遠く、中間、近くが見え、境目の無いタイプです。現在は遠近両用というとこのタイプを指します。一つのメガネで、遠く、中間、近くとすべてをカバーできるため非常に便利です。
ただし、レンズに境目が無いため、どこの部分でどのくらいの距離を見るのかといった訓練が必要です。また、それぞれの距離をみるレンズの範囲が狭いため、目的に応じて、中近(近中)両用や近々両用と併用する方も多いようです。
●中近(近中)両用
遠近両用(累進レンズ)と設計は同じですが、中間から近くを重視して設計されたタイプです。
園芸、囲碁、将棋、マージャン、デスクワークなどに適しています。
●近々両用
中近(近中)両用のさらに近くを重視したタイプです。
長時間のパソコン使用などに適しています。
注意:遠近、中近、近々のメガネを作る時は、使用目的と現在使用しているメガネで不自由な点を検査員によく説明して下さい。